ことわざ さ行
塞翁が馬(さいおうがうま)
災難が幸福を招いたり、幸福が災いに転じることはよくあることで、誰にも予測できない。
不幸だからといって悲しんだり、幸せだからといって喜んだりしてもしょうがないという意味。
歳月人を待たず(さいげつひとをまたず)
時の流れは人を待っていてはくれず、あっという間に過ぎ去ってしまう。
限られた時間を大切にしなければいけないという意味。
才子才に倒れる(さいしさいにたおれる)
優れた才能をもっている人は、自分の能力を過信しすぎて、かえって大きな過ちをしてしまうことがあるということ。
財布の底と心の底は人に見せるな(さいふのそことこころのそこはひとにみせるな)
自分に財力があることをあからさまに人に見せても得になることはない。
自分の財産や、心のうちをやたらに人に見せてはならないという意味。
財布の紐は首に掛けるより心に掛けよ(さいふのひもはくびにかけるよりこころにかけよ)
財布のひもを首に掛けてお金を盗まれないように用心するよりも、無駄遣いをしないように心がけることが大事だということ。
竿竹で星を打つ(さおだけでほしをうつ)
届くはずもない竿竹で、空にある星を落とそうとするところから、できもしないことをする愚かさ。
または、思うところに手の届かないもどかしさを意味します。
酒外れはせぬもの(さかはずれはせぬもの)
お酒が好きな人たちと一緒にいるときは、少しだけでもいいから付き合って飲んでみせることが大切である。仲間から外れるのはよくないという意味。
酒屋へ三里豆腐屋へ二里(さかやへさんりとうふやへにり)
人里はなれた土地で、生活するのに不便な場所を意味する。